香芝市議会 > 1992-03-10 >
03月10日-02号

  • "大和都市計画道路事業"(/)
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  1. 香芝市議会 1992-03-10
    03月10日-02号


    取得元: 香芝市議会公式サイト
    最終取得日: 2021-09-27
    平成 4年第1回 3月定例会          平成4年第1回香芝市議会定例会会議録1 招集年月日 平成4年3月10日2 招集場所  本市役所5階議場3 出席議員  (16名)   1番 奥 山 博 康 君        2番 吉 原 正 一 君   3番 松 村 睦 夫 君        4番 藤 本 みや子 君   5番 廣 瀬 哲 臣 君        6番 萬 慶 芳 貞 君   7番 西 里 晴 昭 君        9番 小 川 正 晴 君   10番 角 田 博 文 君        11番 辰 已 亘 弘 君   12番 浜 口 藤 次 君        13番 田 中 信 好 君   15番 田 中   保 君        16番 吉 田 久 雄 君   17番  欠     員         19番 西 村 忠 一 君   20番 岸   為 治 君4 欠席議員  (3名)   8番 高 谷   廣 君        14番 清 水 一 雄 君   18番 長谷川 芳 治 君5 地方自治法第121条の規定により議長より出席を求められた者は、次のとおりである。   市長     石 田 清 茂    助役     先 山 昭 夫   収入役    仲 田 武三朗    教育長    奥 嶋 岩 一   市長公室長  岡 田 紀 郎    総務部長   西 村 昭 一   民生部長   奥 山 誠 次    産業建設部長 吉 田   治   都市事業部長 竹 嶋   将    教委事務局長 堀 川 泰 弘   水道局長   森 口 教 一6 会議の記録・書記は、次のとおりである。                     議会事務局長 辻 本 勝 茂                       〃  書記 高 垣 政 範7 会議の事件は、次のとおりである。   報第1号 平成3年香芝一般会計補正予算(第4号)の専決処分の報告について   報第2号 大和都市計画道路事業3・3・1号中和幹線建設工事請負変更契約専決処分の報告について   報第3号 香芝五位堂駅前北土地区画整理事業平成3年度工事請負変更契約専決処分の報告について   議第1号 香芝基本構想について   議第2号 香芝表彰条例制定について   議第3号 香芝市議会の議員その他非常勤職員公務災害補償等に関する条例制定について   議第4号 香芝職員育児休業等に関する条例制定について   議第5号 香芝自転車駐車場条例制定について   議第6号 香芝市ふたかみ文化センター条例制定について   議第7号 香芝市民図書館条例制定について   議第8号 香芝二上山博物館条例制定について   議第9号 香芝市の特別職職員非常勤のものの報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正することについて   議第10号 香芝市の特別職職員で常勤のものの給与及び旅費に関する条例の一部を改正することについて   議第11号 香芝教育長の給与、勤務時間その他の勤務条件に関する条例の一部を改正することについて   議第12号 香芝老人福祉センター設置条例の一部を改正することについて   議第13号 香芝公民館条例の一部を改正することについて   議第14号 香芝消防団に関する条例の一部を改正することについて   議第15号 奈良県葛城地区清掃事務組合規約の一部を改正することについて   議第16号 平成3年度香芝一般会計補正予算(第5号)について   議第17号 平成3年度香芝国民健康保険特別会計補正予算(第2号)について   議第18号 平成3年度香芝老人保健特別会計補正予算について   議第19号 平成3年度香芝下水道事業特別会計補正予算(第1号)について   議第20号 平成3年度香芝五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計補正予算(第2号)について   議第21号 平成3年度香芝水道事業会計補正予算(第1号)について   議第22号 平成4年度香芝一般会計予算について   議第23号 平成4年度香芝国民健康保険特別会計予算について   議第24号 平成4年度香芝老人保健特別会計予算について   議第25号 平成4年度香芝下水道事業特別会計予算について   議第26号 平成4年度香芝五位堂駅前北土地区画整理事業特別会計予算について   議第27号 平成4年度香芝土地取得特別会計予算について   議第28号 平成4年度香芝水道事業会計予算について   同第1号 香芝市市医の委嘱につき同意を求めることについて   同第2号 香芝市市医の委嘱につき同意を求めることについて   選第1号 葛城広域行政事務組合議会議員の選任について   請願第1号 白内障人口水晶体眼内レンズ)に関する請願書   発議第1号 香芝市議会会議規則の全部を改正することについて   発議第2号 香芝市議会委員会条例の全部を改正することについて   決議第1号 暴力団追及に関する決議(案)   意見書第1号 「国民健康カードシステム」の開発普及事業に関する意見書(案)8 議長は、会議録署名議員に次の者を指名した。   6番 萬 慶 芳 貞 君        7番 西 里 晴 昭 君   9番 小 川 正 晴 君                              開議 午前10時49分 ○副議長浜口藤次君) 休憩を閉じて再開いたします。 ただいま出席議員が定足数に達しておりますので、これより本日の会議を開きます。 署名議員は、前日に引き続きましてお願いします。 ただいまより一般質問を行います。 順位に従いまして、松村睦夫君の一般質問をお受けします。 松村睦夫君。 ◆3番(松村睦夫君) おはようございます。ただいまから一般質問を行いますので、しばらくの間ご静聴をよろしくお願いを申し上げます。 昨年の10月1日に香芝が市になりまして、はや半年になろうとしております。今回の3月議会は、香芝市の総合計画基本構想案が示されました。前回昭和58年に基本構想が策定され、そして59年議会で承認し、長期総合計画が発表されているわけでございます。ですから、ちょうど現在の市長の2期8年に当たるわけです。この間、市長は「次の選挙には出ない」と申しましたので、石田行政の8年が前回総合計画との関係でどのようであったのかをまず総括する必要がございます。 前回総合計画は、一言で言えば無計画であります。もし、計画があったとすれば乱開発計画があったということであり、自然と緑の破壊が進みました。実は、県にも基本構想がありまして、これは昭和59年に出ております。その中に、「大和平野地域開発抑制環境保全など、県土の均衡ある発展を図る」とも書いてありますが、香芝はそれに反し無秩序な開発が先行したわけでございます。一つの例をとれば、旧村での道路生活道路が狭いという交通問題がございます。前回総合計画にはそれらの解決案が組み込まれていませんでした。ですから、市長、あなたの在任中にそれらが見るべき改善としてなされていないわけでございます。 では、何が原因なのか、旧村の改善が取り残されている現状はどこに問題があるのか、何が障害の根本問題なのか、住民が買収に応じないのが問題なのか、その他にもいろいろ言われておりますが、とにかく旧村の改善に対しましてしっかりとした計画を立案しなかったこと等、一番大事なことは資金を出さなかったことがはっきりしていることでございます。 それでは、香芝にはそのような資金がなかったといえばそうではございません。毎年100億円の予算のうち20%から40%の範囲で、経費に対しまして、いわゆる投資的経費でございますが、それに使っている。金額に直しますと30億円からの金が使われています。しかし、それがほとんど開発関係に回されてきたのです。ですから、旧村の整備が進まない最大の根本原因がこれでございます。皆さんもよくご存じのように、真美ケ丘、そして白鳳台、引き続く旭ヶ丘、そして高山台計画も今回出ております。このように、次から次へと開発をしているのが現状でございます。もちろん、開発をすれば必ず道路や下水、学校等が必要となり、それらに金額がかかるため、だから仕方なく旧村への金額を少なくするわけでございます。これを何とかしなければよくならない。開発中心前回総合計画反省に、今回の基本構想を生かさなければなりません。ですから、昭和59年度の総合計画総括はどのように行われてるのか、また反省点は何なのか答弁を求めるものでございます。 次に、人口に関してですが、平成8年で6万8,000人、平成13年で8万5,000人となっておりますが、前回昭和59年の総合計画では、平成2年度では6万人、平成6年度には8万人となっており、バブル経済のことを考えてみましても全く無理な計画というよりもいい加減な数字だと言えるのではないでしょうか。 ところで一方に、葛城市町村圏計画書では平成2年度には何と香芝では9万500人というのが計画人口でございました。では、なぜこのように葛城広域の場合は平成2年度に9万500人という推定人口を出したのか。これは当時、平成2年度は香芝の場合は5万3,000人を少し切ります。ですから、9万500人と言えばほぼ倍近い数字です。それは、例えば下水処理場の規模を決める場合、将来の人口を見越して大きさを決めますので、その場合、計画目標年次は一般的に稼働予定年数から7年を超えない範囲で設定されます。しかし、下水処理は7年後も引き続きしなければならないので、意図的に水増し人口を導入したと考えられるわけでございます。そして、皆さん、国からの補助も多く獲得するのですが、しかしながら当然住民の負担も大きくなるわけでございます。このように、たとえ推定人口でも現実と大きく違えばいろいろな問題が出てまいります。なぜなら、計画中心人口であり、それをもとにあらゆる長期計画を立てるからです。平成3年度から平成8年度まで計画人口ですと毎年3,000人が増えなければならず、今まで香芝町は多々1,000人から2,000人年間増加しているわけでございます。総合計画の今回の人口は変更する必要があると考えます。ですから、どのような方式で人口の見通しをしたのか、答弁を求めるものでございます。 次に、地区別機能分担化構想についてでございます。 本市にある下田駅地区中心としまして、各地区に分担させるまちづくりを進めるものとするとしておりますが、それは余りにも行政中心市民不在考え方でございます。今までのまちづくりは、確かにそのようになされておりました。しかし、市民ニーズ多様化、余暇時間の増加文化水準の高まり、高齢化社会に向けてのまちづくりはそうではございません。その地域、その地区住民サービスが行き届く機能が必要な社会に現在は向かっております。ですから、今回の構想案には市民の意識をどのように的確に反映しているか疑問に感じます。市民は、このような地区別機能分担化を望んでいるのでしょうか。いえ、決してそうではありません。アンケートの調査でも生活しやすいこと、近くに施設があることを望んでいるわけでございます。ですから、地区別に施設をつくり、そこで住民のコミュニティーを高め、住みよいまちづくりの案にすべきでございます。 重ねて申しますが、今までは中央集権の時代であり、福祉国家ではなく官僚集権国家になってしまって、住民主権者でなくなって受益者的になってしまいました。このように集権化は幾つかの障害をもたらせました。ですから、現在の社会は20世紀最後の段階になりまして、今改めて地方自治分権化、そして住民参加ということが登場してきているのではないでしょうか。このように、今あらわれている新しい社会の状態、そして分権、住民参加地方自治という課題は前に向かって動いていくのではないか。ですから、市民参加の機会を与えまして、分権化することが大事でございます。そのためにも地区別に施設をつくること、また地域の実態を知らせ、情報を公開することが必要不可欠です。今回の総合計画にはそのようなことは書かれておりません。総合計画は、住みよいまちづくりをどうつくるかが課題になっているのに、なぜ住みやすくないかといえば、住んでいる人たちに主権がない、主権在民が否定されているからでございます。 以上申しましたように、この地区別機能分担化主権在民に反しているのです。この点に関して答弁を求めるものでございます。 保育所改善についてでございます。 今回の3月の議案には、育児休業条例が提案されておりますが、育児休業を実効あるものにすることが重要であると考えます。また、親が育休中の保育所入所児童に対しまして、措置改善を求めるものでございます。いわゆる現在保育所に入所している上の児童に対しまして、児童福祉の観点から善処をお願いいたします。これについてお答えください。 続きまして、現在保育所では給食に生牛乳でなく、スキムミルクを飲ましているわけでございます。小学校ではもう既に牛乳ですし、またビタミンAビタミンDが少なく、脂肪も少ないスキムミルクよりも乳児の健やかな成長に牛乳がよいと考えます。奈良県では、既にしているところも増えつつあると聞いておりますので、父母の皆さんの要望もございますし、それほど金額もかからないと思いますので、一日も早く実施されることを考え中なのかどうかお尋ねいたしまして、壇上での一般質問を閉じたいと思います。どうもご静聴ありがとうございました。 ○副議長浜口藤次君) 松村睦夫君の質問1、香芝総合計画基本構想について、(1)(2)(3)と、2の保育所改善について、(1)だけを先に岡田市長公室長答弁。 ◎市長公室長岡田紀郎君) ただいまの松村議員香芝総合計画基本構想についてご答弁申します。 1番の59年度の総合計画総括反省点ということでございますが、香芝総合計画は59年度より平成7年度の12カ年計画として策定されたわけでございまして、その計画に基づき施策の実施に努力してまいったわけでございます。 策定後7年を経過した今日、人口設定、町の姿、市民ニーズ行政面など、あらゆる点で変容してまいりまして、市制施行を契機といたしまして、その新たな発展方向を示す時期でもありますので、行政公営性の確保との調和を図りつつ、地域性効率性総合性という基本視点に立って、地域の特性を生かした見直しを図る必要があるため、今回策定されています基本構想考え方を継承しつつ、各施策についてもできるだけ全体像がつかみやすいものとなるようにということで策定いたましたわけでございます。 2番の人口増加の出し方でございますが、人口の動向を的確に推計し、把握することはまちづくりにとって不可欠な要素であります。と同時に、大変難しいわけでもございます。 この人口推計を行う方法といたしましては、種々の予測方法が考えられるわけでございますが、過去の実績と各種の開発状況を基礎といたしまして、将来人口を設定するのが最も信憑性に富んでいると思われます。それを基本にいたしまして、人口増加を、自然増開発増を勘案し、等比級数的推定及び路地数地区曲線式による推定を参考にいたしまして、総合的に考慮した中で算定した人口推定でございます。 3番目の地域別機能文化構想市民の求めているものなのかということでございますが、今回の総合計画を策定するに当たりましては、平成2年6月から7月にかけまして、地域、年齢に配慮し、無作為の抽出の方法住民意識調査を実施したわけでございます。その結果、各地域におきまして生活圏が鉄道駅を中心として形成されつつあり、また住民ニーズにもそれぞれの特色があらわれているわけでございます。このような中で、今後は鉄道駅を核とした生活形態地域構成を考えまして、地域の特色を生かした個性豊かなまちづくりを進めるために、まちづくり基本となる土地利用駅周辺中心として6つの地域単位を設定いたしまして、地域別機能を分けて行い、整備する方法が最善かと思うわけで、その方向で策定したわけでございます。よろしくご理解をお願いいたしたいと思います。 ○副議長浜口藤次君) 2について、保育所改善について、(1)(2)を奥山民生部長答弁。 ◎民生部長奥山誠次君) 保育所問題のまず入所基準につきましてでございますが、このほど厚生省は育児休業法がこの4月から施行されることに伴って育児休業法の普及のためにも実態に合わせた弾力的措置をとっていきたいとの一定の条件のもとに、育休中でも上の子供の保育継続を認めていく方針をこの5日付で各都道府県に出されたようでございます。本市といたしましても、これらの趣旨を十分理解のもと、児童福祉法第24条の規定に基づく、香芝保育所入所措置条例入所措置基準の運用につきましても検討を行ってまいりたいと存じます。 次に、スキムミルクの牛乳についてでございますが、これらにつきましては今後保育給食バランス等を十分配慮しながら検討を行ってまいりたいと考えております。 ○副議長浜口藤次君) 松村睦夫君の再質問をお受けします。 松村睦夫君。 ◆3番(松村睦夫君) まず最初の1ですけれども、今回の総合計画案につきまして、59年度の総合計画案基本的には引き続きやっているということです。ですから、改善はされていない、なぜなら私が質問した反省点についてお答えがなかったわけです。あらゆるもので前進をする場合、反省問題点をはっきりさせて、それに対してどう対処するかということをしないと、少しも前進しないわけでございます。ですから、我々はさきの総合計画案、これの総括をし、いいところはいいとしてもやはり問題点がないだとか、検討する余地は大いにあるはずです。それをやはり今回のことに生かしていかなくてはならないのではないですか。 私は、基本的にはこの今回の基本構想昭和59年の前回総合計画開発中心を引き続き継承しているというのが問題だと、私は言っているのです。なぜならば、前回総合計画案が実際にどのように実施されたか私も数字的にははっきり調べませんけども、しかし緑が削られ、自然が破壊されつつ、そのような香芝市、そしてそれに対しまして旧村の見るべき改善がなくて、旧村の人はやはり怒っている。同じ香芝に住んでいながらなぜ改善できない。事実古い町並みのところでも計画を立て、そして資金をつぎ込めばちゃんとなっている自治体も現実あるわけです。しかしながら、香芝は、私が先ほども申しましたように、一貫して開発中心行政が進んできた、その結果のあらわれとして現在の香芝の状態があるということを私は言っているのでございます。ですから、私たちは前の総合計画案、これは平成7年度までの12年間も入っているわけですけれども、今回香芝市になりましたので当然新しく計画案をつくるのはいいわけです。けれども、やはり前の総合計画案総括をはっきりして、それの上に立った総合計画案を立てるべきだと、立てていないということに対してやはりどうなるのか、再度お答えを願いたい。 次に、人口増加につきましてでございます。 実績とか開発とかを考慮に入れて出してるということ、一定の式にも当てはめているようですけれども、どちらかといえば実績とか開発のことを考えて立てているということです。しかしながら、開発されまして1万人の人数がふえる住宅地をつくりましたとしても、そこに実際に家が建ち、住民が住みつかない限り人口はふえないわけです。ですから、式というものは、今まで推定ではございますけれども幾つかの式がございまして、その式のどの式を当てはめてやっていくのかというのがかなり重要で、それが少なくとも、もちろん将来の推定のいわゆるわからない要素も入りますので、現実は全く合わないかもわかりませんけれども、さきの昭和59年度の総合計画人口数はやはり実際とかけ離れている、これは事実なわけでしょ。それはやはり計算だとかいろいろ考慮が不十分だったということは、何も事実としてあらわれてるわけです。ですから、今回の人口の数をやはり的確にしないと、それについて学校を建てる、いつに建てて、いつその学校を建てなければならないかというのは、これは予算を組み実際にやっていくことでしょ。それはやはり人口にかかってくるわけです。ですから、経験主義ばかりではなくて、かなり緻密な、いわゆる科学的な計算でもってやってもなかなか現実にはぴったり合わないというのですけれども、今の説明を聞きますと、何か少し不十分なような気がします。ですから、この人口増加の数については、先ほども私が申しましたように3,000ぐらいの、その後8年から平成13年は毎年たしか5,000人増やさなくてはそうならないわけです。実際そのようなことが現実の数字として承認を私はできません。なぜならば、先ほども、たしか昭和62年から63年ぐらい、4,000余り増えていると、そのほか1,000人とか2,000人なのです。ですから、2000年はたしかそうなると思うのですけども、それに向けての計画人口、これはさきの総合計画でも不十分で間違っていたんでしょ。今回も同じような間違いはやっぱりしない方がいいわけで、ですからもう少し人口の面もよく検討し、この数字をもう一度洗い直すことの考えはあるのかどうかを聞いているわけでございます。ご答弁を求めます。 次に、地域別機能文化構想ですけども、もちろん私は地域の状態はいろいろ違うわけです。けれども、そこに住んでいる住民に対して、行政がやはり今の時代の流れからいいまして、この分担化方式は間違いであり、そこの住民にとって住みやすいまちづくりに向けての方向づけ、それを選ぶのか、地域がこうだからこの地域を分担化しておたくの方の地域はこのようにしますよと言って住民の要望に、いわゆるこたえていかないような方法がいいのか、それとも住民皆さん香芝市になりまして住民の要望、または施設が近くにできるような、このような都市を目指すかどうか、どちらがいいのか考えて、どうなのかという答弁を聞きたいと思います。 ○副議長浜口藤次君) 公室長答弁。 ◎市長公室長岡田紀郎君) 1番目の問題でございますが、59年からの総合計画につきましても、自然と調和のとれたまちづくりという基本的な問題が今も続いているわけでございまして、今回の基本構想についてもそのときの4つの柱はそのまま継承しつつ、自然と調和のとれたまちづくり開発はされても緑を残して、先ほど地域構想の問題とも重なりますけども、保全地域を残すとか、そういう地域別構想も兼ね備えた中で自然と調和のとれたまちづくりを継承していくということでご理解を賜りたいと思います。 また、人口につきましては、松村議員のおっしゃるとおりかもわかりませんけども、さきの計画におきましては平成7年度で8万人の人口設定ということで、今回につきましては6万5,000人ということで、平成7年でございます。平成13年度で8万5,000人ということになるわけでございますが、前回につきましても等比級数的な人口推定基本にいたしまして、自然増社会増を勘案して出されたものでございます。 今回につきましては、そういう現在の開発状況社会増、それに自然増基本的に考えました人口推定でございます。 それから、3番目の地域構想でございますが、これにつきましては全地域を6つの構想に分けまして、先ほども申し上げましたように保全する地域土地利用と、それから整備方向、それに機能分担といいますか、そういう身近な市民生活圏のもったそういう構想を策定して、それに沿って進めていくということでございまして、基本的にはこの総合計画につきましては基本構想基本計画実施計画と3つの段階を踏むわけでございます。おっしゃる緻密な細かい点につきましては、3年ごとのローリングによります実施計画においてそこらを反映して実施計画にのせていかなければならないかと思うわけでございます。 ○副議長浜口藤次君) 松村議員。 ◆3番(松村睦夫君) 一応、これで3回目になりますので、まず市長、一言聞きたいことと、あと牛乳のことについての要望だけしときます。 市長、おたくは59年の総合計画ですね、これをずっと実施してきて、私がるる先ほど述べましたことについて、いや自分はやはり間違っていないといいますか、総合計画はよかったと、別に反省する点はなかったのか、それとも幾つか反省点があるのかどうか、それをお答えを願いたい。 それと、先ほどの牛乳はやはりしてほしいという要望がありますので、一日も早く実施するように要望をしときたいと思います。 ○副議長浜口藤次君) 松村議員の今の意見は要望として、理事者の方も理解していただいて前向きに取り組んでいくということでよろしくお願いしたいと思います。 暫時休憩いたします。            休憩 午前11時22分            再開 午前11時23分 ○副議長浜口藤次君) 休憩を閉じて再開します。 順位に従いまして、藤本みや子君の一般質問をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆4番(藤本みや子君) 一般質問をさせていただきます。 交付金問題について。 1つに、地方交付税の減額反対と必要財源確保を政府に要請するお考えがあるのかどうか、2つ目に地方交付税交付金引き下げの香芝への影響はどうなっているのかお尋ねいたします。 政府は、92年度予算で1兆4,500億円も地方交付税を削減いたしました。その内訳は、地方交付税減額8,500億円、補助金カットによりまして92年度を埋め合わせて補てんされる分が6,000億円、合わせて1兆4,500億円でございます。これを削減しております。そしてまた、国民健康保険や義務教育費を1,490億円地方に負担さしております。そのようなことをした政府の目的は、軍事費を大幅に拡大することです。1,600億円を増やし、また日米構造協議で決めた10年間で430兆円の投資のための公共投資を2億円近く膨らましているためでございます。そのような原因で各地方自治体に減額を押しつけてきております。地方への減額の理由としまして、政府は地方のため込みを言っております。地方に金があるとして政府は言っているのでございます。香芝でも23億円、昨日の回答でも出ましたように、23億円ため込んでおります。この23億円、臨調行革の10年で職員を減らし、住民にいろんな税金を押しつけ、負担料を押しつけて出されたものでございます。このように住民の負担を許してため込みばかりしておりますと、国の言われるままに交付税の税率の一方的引き下げを許すことにもなってしまいます。香芝は国の財政任せになってしまうのではないでしょうか。香芝の財政を守るために、政府に対して地方交付税率引き下げや減額は行わないこと、また国保料の財源の確保、高齢者福祉対策、ごみ処理対策、教育費、また住宅、下水道などの公共事業などの住民要求にこたえる財源を確保することを政府に要請するお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 また、地方交付税交付金の引き下げの香芝へのこの平成4年度の影響はどのようになっているのかお尋ねいたします。 2つ目に、老人保健福祉計画策定についてでございます。 1つに、老人福祉計画策定はどのように進め考えているのでしょうか、また香芝市の総合計画にどのように生かそうとしているのでしょうか、お尋ねいたします。 高齢者保健福祉10カ年戦略が出され、ゴールドプランが出され3年目に入りました。また、老人保健法など福祉8法の改正が90年に行われ、今年中にこの老人福祉計画香芝も出さなくてはなりません。そして、来年、93年を初年度として老人福祉計画の策定が各自治体に義務づけられております。そして、この老人保健福祉計画策定は、最終年度は高齢者保健福祉10カ年戦略──ゴールドプランと同じ99年になります。これに対して、香芝は今計画されようとしておりますけれども、どのような策定をしておられるのかお尋ねいたします。 高齢者保健福祉10カ年戦略は、消費税導入の批判をかわすために打ち出されたとはいえ、老人問題、特に寝たきり老人を抱えた深刻なご家庭を反映する状況を反映したものでございます。ただ単に、入院抑制政策のためととらえず、高齢者が今住んでいる地域で心から生きてよかったと心豊かに思い喜ぶことができる計画づくりでなければなりません。 1つには、行政の各部署の協力体制で進められようとしているのかどうか。保健や医療、福祉事務所、教育関係、また財政関係、各関係の担当者も部署も協力しておられるのでしょうか。企画頭と人と施設、財源など、あらゆる協力体制で進められようとしているのかお尋ねいたします。 2つ目に、住民の切実な願い、声なき声を、潜在している声を酌み取るためにも計画づくりには事前に資料を収集し、調査し分析された豊富な材料のもとで討議して練り上げられようとしているのでしょうか。 老人のご家庭は仕事が忙し過ぎたり核家族で満足に子供が介護できないこととか、そのために家の中が乱れているのを見られるのを恥ずかしく思い、苦しみを声に出さない場合が多くあります。このようなご家族に何が必要で、何をしなければならないか調査分析しなければなりません。このような住民の切実な願い、声なき声をどのように酌み取ろうとしているのか。そしてまた、計画に組み入れられようとしているのかお尋ねいたします。 3つ目に、地域に即した計画づくりが大切でございます。 香芝では駅は7つありますけれども、その連携をさすバスの運行がございません。病院、老人保健センターなどを利用しようといたしましても不便でございます。旧村と新興住宅地域では介護能力も違います。地域の実情や声を調査し、分析しなければなりません。例えば、ヘルパーの派遣は必要に応じていつでもだれでも利用できるサービスとすることが大切でございます。また、旧村の家族介護の場合は家族に介護手当など、きめ細かな施策が大切でございます。地域の実情に合わした計画づくりをしようとしているのかお尋ねいたします。 4つ目に、命を守るには緊急性と計画性がミックスしたものでなければなりません。高齢者の命を守る計画は悠長に構えて取り組む問題ではございません。実現可能性のあるものはすぐに実践しなければなりません。24時間体制のホームヘルパーステーションなど、またすぐには財政効果がなくても長期にわたってあらわれるものもある老人の検診、老人の人間ドック、保健婦の訪問による病気の早期発見早期治療は医療費の伸びを抑えることにもなります。 また、給食サービスなど行い栄養の行き届いた健康な老人をつくることが大切でございます。そのためにも小学校の給食を利用するなども考えられます。このようなすぐできることから実現する、そういうふうな緊急性と計画性を備えたものをどのように計画しているのかお尋ねいたします。 また、5つ目に、施設など民間委託いたしましても委託するもの委託されるものの守るべき理念を大切にするべきでございます。施設を利用する住民の利益と働きやすい職場と施設運営の独自性を尊重されなければなりません。そのようなことが考えられているのかどうかお尋ねいたします。 もし、特別養護老人ホームなどを建てても各地域では公立で建て、施設運営面は民間に委託するなどケースもございます。そのために建物は自治体でつくり、後議会で承認して、その後委託者を決めるそういうような形で、その後運営者が管理するということで非常に不便な場合がございます。建設をするにいたしましての福祉の専門家、また運営者の建物がチェックできているかどうかということは重大でございます。そのためにも建設の段階で専門家、施設運営者が入っていただくという考え方が必要でございます。なぜならば、専門家抜きで建てた場合、老人のベッドの頭同士くっついていたりして、お年寄りはいびきが高く寝られなかったりする、利用者にとって非常に不利益な状況も生まれています。職員の仮眠所の施設が不十分なところも多々あります。民間委託しても守るべき理念を大切に考えておられるかどうかお尋ねいたします。 また6つ目に、香芝の現状を改善しながらホームヘルパー、ショートステイ、デイサービス、在宅介護支援センター、特別養護老人ホームのまた老人保健施設、ケアハウス、給食サービス、高齢者の市営住宅で行う、また老人助成制度の復活、老人介護手当などどのように進めているのかお尋ねいたします。 香芝は、人口が今昨年9月30日で5万3,000人でございます。そのうち65歳以上の人口が4,700人余りで9%ございます。社協の調べで寝たきり老人が38人と言われておりますけれども、実際入院しているお年寄りなどを入れますと、香芝では私は140人余りいるのではないかと思います。また、ひとり暮らし老人が95人といる状況でございます。そして、香芝は今ホームヘルパー制度、常勤1名、登録者12名、ショートステイサービスしておりますけれども、大和園、また当麻園を利用しているだけで香芝の老人施設は一カ所もありません。県の老人の手引にも空白の部分でございます。このような状況を改善しながら、いろいろな施策を考えているかどうかお尋ねいたします。 それから、7つ目に、香芝市の長期総合計画に今まで申しました計画をどのように生かそうとしているのかお尋ねいたします。 香芝は、ことし総合計画を出そうとしております。これは59年、先ほど松村議員質問しました、3月に決めた総合計画に引き続いて行われております。この中に、4つ目の基本として、「健康で生きる力あふれる町」とうたっておりますけれども、このスローガン、本当にこの8年間で実施されたでしょうか。この8年間、老人医療助成制度が改悪されました。国民健康保険料も50%値上げされ、老人は困っています。低所得者ほど値上げが高いひどいものでございます。 市長のこの8年間で最大の悪政は、開発優先の一つ、また老人医療助成制度改悪、国民健康保険料のアップではないでしょうか。このことを反省しておられるのかどうか、この反省点をお聞かせ願います。この反省のもとで、本当に「健康で生きる力あふれるまちづくり」を単なるスローガンとしてではなく、本当に老人保健福祉計画策定の問題を総合計画の中に入れるお考えがあるのかどうか、それをどのように実現しようとしているのかお尋ねいたします。 3つ目に、国民健康保険の問題でございます。 1つには、国民健康保険料の引き下げをしていただくお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 91年度の国民健康保険料を引き下げた自治体が全国で314市町村になりました。前年度より110自治体増えております。全国市町村には3,258カ所ございますので、この引き下げた自治体が1割になっております。国民健康保険は今や所得の十数%にも及ぶもので、国民生活を圧迫しております。そして、引き下げを求める住民運動が全国に巻き起こって、このような314自治体の国保料の値上げの成果ができたものでございます。90年度の厚生省の通達から「保険料の引き下げの措置をとるようなことは現に行わない」という言葉が今までございましたけれども、この言葉が削除され、そして全国的にこの2年間のうちに国保料の引き下げの実態が出てきたのでございます。これまで市長は国保料を引き下げると政府のお達しがあってなかなかできないと言っておりますけれども、この削除された文章ができたので大手を振って国民健康保険料は引き下げることができるのではないでしょうか。香芝は、84年の政府の国民保険に対する国庫負担、45%から38.5%引き下げ赤字も多くなった、また国の削減を住民に押しつけ、この7年間で国保料50%値上げしております。低所得者は、先ほども言いましたように50%以上でございます。ぜひ住民皆さんが安心して国保料が納められるような状況にしていただけるお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 この財源は、私は十分あると思っております。香芝でも単年度、平成元年は1億4,000万円の黒字でした。平成2年は6,000万円余り黒字です。また、3年度も5,000万円余り黒字になろうとしております。この単年度黒字は当然住民に返すべきではないでしょうか。この黒字2億5,000万円あれば、年間1所帯5万円は引き下げられます。1人2.5万円引き下げられるのでございます。率で言えば30%は引き下げられるのではないでしょうか。また、今年の黒字を見込みましても5,000万円でも10%は引き下げることができます。このように今すぐにでも10%から30%は引き下げることができるのではないでしょうか。その上、香芝先ほども言いましたように積立金で23億円ため込んでおります。十分国民健康保険料を引き下げる財源はございます。即刻国民健康保険料を引き下げるお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 三郷町でもこのほど新聞で資産割を引き下げました。他の市町村でも次々とこの引き下げは出てくるものと思います。ぜひ即刻引き下げていただくお考えがあるかどうかお尋ねいたします。 4つ目に、宅地並み課税でございます。 市街化区域の農地の宅地並み課税された方が農業を続ける場合、緑地補助金制度を実施するお考えがあるのかどうかお尋ねいたします。 自治省は、今年4月から農地の宅地並み課税実施を生産緑地してまで猶予する経過措置を決め、通常国会に地方税改正案として提出することになりました。これは農民団体とともに、日本共産党が宅地並み課税の実施と生産緑地指定に関する緊急提案でこの措置を求めていたものでございます。香芝市議会でも12月では生産緑地の宅地並み課税の問題については意見書が採択された、そういうような大きな力があったからでございます。 この生産緑地制度は、前にも申しましたように、共産党以外が賛成した、国が賛成した生産緑地の一部改正が適用されるようになり、500平方メートル以上で30年農業を続けなければ宅地並み課税がされ、関係農家の方は固定資産税が数十倍となり、生活と営農が心配されております。この手続は、92年末までかかるので、これはその間も宅地並み課税を払わなければならない不合理な措置を監査するものでございました。しかし、93年から生産緑地指定内農地に宅地並み課税が係って大変でございます。今香芝でも2月29日、この生産緑地指定が締め切られましたけれども、この香芝には1,500軒余りの農家がございます。そのうち、昨日の市長の表明でも十数%が生産緑地しただけでございます。1,000軒以上の方々が宅地並み課税が係ります。この宅地並み課税が係る農家の人でも農業をしている方は老人が多く、農業だけでは税金が払い切れない状況が生まれるのではないでしょうか。香芝の均衡農業を守るためにも宅地並み課税が係っている人に農業を続ける場合は緑地補助金制度をするお考えがあるのでしょうか、お尋ねいたします。 以上、的確なご答弁をいただきますようよろしくお願い申し上げます。 ○副議長浜口藤次君) 藤本みや子君の質問に対しては1、地方交付税について、(1)(2)と4の宅地並み課税について、西村総務部長答弁。 ◎総務部長(西村昭一君) 交付税の問題につきましてご答弁申し上げたいと思います。 先ほど来のお説のように、国におきましては交付税率の引き下げを含む交付税の減額を従来から検討されておったわけでございます。これに対しまして、我々地方団体は国に対しまして協力要請を何回も繰り返しておりまして、その結果、地方団体が必要とする地方交付税の総額の確保が図られることを前提として、特例措置として8,500億円余を減額することで合意になったわけでございます。この国に対する要請行動には、香芝といたしましても全国市長会の一員として直接参加をしていただいておりますし、何回もそういう行動に参加をしております。 なお、この特例措置の8,500億円につきましては、地方が国に貸すという趣旨の減額でございまして、国は後年度、平成6年から平成13年の8年間で毎年地方交付税の総額に加算して返済するということになっております。これによりまして、平成4年度の地方交付税の総額につきましては、この特例減額にかかわらず対前年度に比べまして5.7%が増えております。額にいたしますと約15兆6,800億円ともなっておるわけでございます。そういったことで、地方税、また地方譲与税を加えました地方歳入中の一般財源の比率につきましても約69.4%程度と前年に引き続きまして高い水準になっておるわけでございます。 次に、交付税の引き下げに伴う影響ということでございます。 さきに申し上げましたように、この特例措置は地方交付税法附則第3条に定められておりまして、交付税の総額の安定的な確保に資するための必要な特例措置として講じることのできる措置でございます。国の財政と地方財政の健全性を維持するため、過去におきましてもこの特例措置等につきましては2回ほどあったと思います。したがいまして、今回の特例措置につきましては平成6年から13年の各年度の地方交付税の総額に加算して地方に返済すると、このようになっておりますので、実質的には減額されない措置となっておるわけでございます。 次に、4番目の宅地並み課税でございます。 香芝におきましては、現行法に基づきまして法の範囲のもとで課税していく考えでございます。緑地補助金制度等につきましては税の公平性からいたしまして、税を徴収しそれを助成するという方法は不公平を招きかねないという考え方をしておりますので、その考えはございませんのでご理解いただきたいと思います。 終わります。 ○副議長浜口藤次君) 2番の老人医療福祉計画について奥山民生部長答弁。 ◎民生部長奥山誠次君) 老人保健福祉計画につきましてお答えを申し上げます。 現在、本市の高齢者の痴呆症や寝たきりの方々の基礎調査につきまして、民生児童委員を通じまして、現在その実態調査を行っているところでございます。プライバシーを尊重しながら慎重に実施していかなければならないと考えるところでございます。今後、本市の実態に即した老人保健福祉計画の策定に鋭意努力をしなければならないと、現在考えておるところでございます。ただいまは藤本議員さんのお説を十分に拝聴いたしました。どうもありがとうございました。 次に、国民健康保険の引き下げについてでございますが、ご承知のとおり本市の国保運営につきましては、過去の財政赤字からの脱却を最重要課題といたしまして、今日まで収支両面にわったて取り組みを行っておるところでございます。今後とも引き続き健全財政の立て直し並びに国保事業運営の安定化に向けて努力をしなければならないというふうに考えております。 終わります。
    ○副議長浜口藤次君) 藤本みや子君の再質問をお受けいたします。 藤本みや子君。 ◆4番(藤本みや子君) 宅地並み課税で税の不公正と言っておりますけれども、ある市町村では宅地並み課税の3分の1を補助したいというような考えを持っている市町村もございます。そういうような中で、何が税の不公正かというようなことを根本的に考える必要があるのではないでしょうか。その点でもやはりこの30年間農業をやらなければ宅地並み課税をするというそういうような、特にお年寄りにとって30年は長いものです。現在70歳で農業をやっている人が30年生きようと思ったら、そういうようなんで農業をやろうと思ったら大変ですから、自然と生産緑地申請は躊躇してしまいます。そういうような中での不公平な税の押しつけというふうなものがございます。そういう中で、香芝の緑がなくなることにもなりかねません。そういうような中で、やはり市としても香芝市の農業を守るためにもやはり補助金制度というものを考えていく必要があると思います。その点で、やはり政策として考えていくというようなことで、政策をお出しになるかどうか、市長自身考えていくかどうかの問題ですけれども、その点今後どう考えているのか再度お尋ねいたします。 それと、老人の問題では私のご意見は拝聴するというふうなことで、取り入れてやるということでお受けしておきます。そして、必ず取り入れていただきたいと思います。 それと、地方交付税の問題ですけれども、平成6年から13年に返してもらうからいいというような、そういうふうな考え方で地方財政がやっていけれるのかどうか。そういうようなので正当な理由としていけること自体おかしいと思います。そういうようなので仕方がないと思っておられるというようなことも考えられますので、そういうようなことはやはりすぐにやっぱり要請行動をしていく必要があるのではないかと思います。 それから、市長総合計画の中で、これまで8年間、先ほど松村議員も言いましたように、市のこの8年間で一番の反省しなければならない点は、開発優先の中で、そういうふうな中でお金をどんどん使い過ぎ、そして老人医療等国保料の引き上げも出てきた。これは住民にとってはこれは3悪というのですか、そういうように思っても間違いないと思うのです。やはり市独自として必要としてやってきたものに対して反省しておられるのかどうか、そこらやはりやめるに当たって国保料の引き上げの問題でもやはり自分は間違ってたとか、そういうようなことの反省点はないのかどうか。自分も老人になっていくし、そして自分が市長をやめた後国保にも入り、それから老人保医療……。 ○副議長浜口藤次君) 藤本君に申し上げます。通告外のことは差し控えていただきたいと思います。 ◆4番(藤本みや子君) 総合計画の問題ですからね。 ○副議長浜口藤次君) 総合計画は……。 ◆4番(藤本みや子君) どのように生かしているかの問題ですから。 ○副議長浜口藤次君) 松村君にやっていただきました。 ◆4番(藤本みや子君) ここにも書いてありますので、その点を踏まえながら政策に入れることについて考えておられるかどうか。 ○副議長浜口藤次君) 通告外ですから、通告をやはり受けてないですから、それは言わないでください。 ◆4番(藤本みや子君) その点についてお伺いします。反省点を踏まえながら出してお考えがあるのかどうか。 ○副議長浜口藤次君) 藤本みや子君の再質問に対して、総務部長答弁。 ◎総務部長(西村昭一君) 宅地並み課税の問題でございます。 なるほどお説のように、藤沢市、それから豊中市におきましては新聞等で、まだ確定ではございませんが、税の3分の1の貸し付け、またはそれを助成するという方向を打ち出されておるようでございます。しかし、これはあくまでやはり我々考えますのに、税の法令につながるという考え方でございます。こういったことで、国におきましてもこれの対抗処置を考えるというような打ち出しもされております。そういった考え方で、香芝市といたしましてはこれについてはそういう制度はできないということでございます。もし、ほかの面ではまたいろいろ本年度の予算審議の中でいろいろそれにかわるべきものは考えておりますので、その点でご理解いただきたいと思います。 ○副議長浜口藤次君) 市長に対して通告外のことですから、それはカットします。            〔藤本みや子君「国保と老人の問題について、老人医療の問題について」と呼ぶ〕 ○副議長浜口藤次君) 国保関係について奥山民生部長答弁。 ◎民生部長奥山誠次君) 国保のことにつきましては、先ほど申し上げましたとおりでございます。 老人医療の助成の復活という点につきましても、既にもう何回か市長の方からも答弁を申し上げているとおりでございます。 ○副議長浜口藤次君) 藤本みや子君に申し上げます。 要望にとどめてください、要望。            〔藤本議員「3回」と呼ぶ〕 ○副議長浜口藤次君) 要望にとどめてください。理事者に要望してください、意見があれば。 ◆4番(藤本みや子君) 先ほども言いましたように、香芝の場合、宅地並み課税とかいろんな面で資産割も高くなるわけなんです。そういうような中で、三郷町は資産割を引き下げてるのです。そういうようなやはり施策を国保料の中で考えていかないと大変な状況になると思うのです、国保料のそういうような問題。それから、財源も十分あるし、その面やはりきっちり資産割の問題とか、そういうようなのをやはりちょっと回答してもらわないとだめです。先ほど聞いたのに回答してないから。1回目の質問は回答してません。 ○副議長浜口藤次君) 要望、それでいいですか。            〔藤本みや子君「回答しない部分があるから言うてるんです」と呼ぶ〕 ○副議長浜口藤次君) 部長、今答弁聞いてないので……、要望にしていただきたいと思います。そういうことで、理事者の要望ということでご理解していただいて前向きに検討していただきたいと思います。 以上で藤本みや子君の一般質問を終わります。 以上で本日の日程は終了いたしました。 お諮りします。 明日11日は、一般質問が日程になっておりますが、全部終了いたしましたので、休会といたしたいと思いますが、異議ございませんか…(異議なし)。異議ないようですので、明日11日は休会することに決します。 本日はこれにて散会いたします。 どうもありがとうございました。                              閉議 午後12時00分...